著者:氏原大貴(PRIME BODY グループ代表 / 整体師・セルフケア指導者)
「五香の商店街を歩いていると、しばらくすると股関節が痛くなって立ち止まってしまう」
「常盤平団地の階段の上り下りがつらい。股関節に力が入らない感じがして怖い」
「変形性股関節症と言われたが手術は避けたい。整体や鍼灸で何とかなるのでしょうか?」
「長年の股関節痛で、だんだん歩ける距離が短くなってきた。このまま歩けなくなるのかと不安」
松戸市・鎌ヶ谷市・柏市・流山市エリアでともしび鍼灸整骨院を運営していると、股関節痛の相談は中高年・シニア層の方を中心に非常に多く、特に「変形性股関節症と診断されたが手術は避けたい」という方が目立ちます。股関節は体の中心にあり、歩行・立ち座り・あらゆる日常動作に直結します。この記事では、股関節痛の本当の原因・変形性股関節症の真実・鍼灸や整体でできること・セルフケアまで詳しく解説します。
もくじ
- 股関節の構造と役割——なぜ痛みやすいか
- 股関節の違和感・痛みの原因別鑑別
- 変形性股関節症——手術しない選択肢
- 股関節痛が歩行を制限するメカニズム
- 股関節痛と腰痛・膝痛の連動関係
- 病院とともしび鍼灸整骨院の役割分担
- ともしび鍼灸整骨院のアプローチ
- 今日からできるセルフケア
- 来院された方の変化
- よくある質問
- まとめ
1. 股関節の構造と役割——なぜ痛みやすいか
股関節は骨盤の寛骨臼(かんこつきゅう)という受け皿に、大腿骨頭(球状の骨)がはまり込んだ「球関節」です。人体で最も大きく深い関節で、全体重を支えながら前後・左右・回旋と広い可動域を持つという、構造的に非常に要求水準の高い関節です。
股関節の安定性は、関節唇(かんせつしん:関節の縁にあるクッション組織)・関節包・大腿骨頭靭帯・多数の筋肉によって保たれています。この中でも重要なのが「中殿筋・小殿筋・深層外旋六筋」などの深層筋です。これらの筋肉が適切に機能しないと、大腿骨頭が寛骨臼の中で適切な位置を保てず、軟骨・関節唇への過剰なストレスが生じます。
松戸市・鎌ヶ谷市のファミリー層・シニア層においては、長年の座り仕事・家事・農業・育児といった生活習慣の積み重ねが股関節周囲の筋肉のアンバランスを生み出し、股関節への過剰な負担につながっています。「いつからか股関節が痛くなった」という方の多くは、気づかないうちに長い時間をかけて筋肉のバランスが崩れていたのです。
股関節が痛みやすい現代的な理由
- 長時間の座位(デスクワーク・テレワーク)で股関節屈筋(腸腰筋)が短縮・過緊張する
- 股関節を使わずに腰・膝で動作する「股関節不使用パターン」の定着
- 殿筋(お尻の筋肉)の弱化で股関節の安定性が低下する
- 足を組む・片足重心の習慣で骨盤の歪みが生じ、左右非対称な負荷がかかる
- ハイヒール・偏平足による歩行パターンの異常
- 体重の増加で股関節への荷重が増す(体重1kg増加で歩行時の股関節負荷は約3〜6kg増加)
2. 股関節の違和感・痛みの原因別鑑別
原因① 変形性股関節症
股関節軟骨の摩耗・骨の変形が生じる状態です。日本では女性に多く、先天性股関節脱臼・臼蓋形成不全(受け皿が浅い)を背景に発症することが多いです。「歩き出しに痛い・長時間歩くと痛い・股関節の内側に痛み」が特徴。レントゲンで軟骨間隙(骨と骨のすき間)の狭小化で診断されます。松戸市・鎌ヶ谷市のシニア女性からのご相談で最も多いパターンです。
原因② 股関節インピンジメント(FAI)
大腿骨頭と寛骨臼が異常な形状(骨棘など)によって衝突・挟み込みを起こす状態です。「しゃがんだ時に股関節前面が詰まる・引っかかる感じ」が特徴。若〜中年のスポーツ愛好家に多く、長時間放置すると関節唇損傷・軟骨摩耗に進行します。
原因③ 腸腰筋・大腿直筋の過緊張
股関節の前面にある腸腰筋・大腿直筋が短縮・緊張することで、股関節の屈曲制限・前面の痛みが生じます。長時間の座位・反り腰の方に多く、「立ち上がり時に股関節前面が痛い」というパターンです。筋肉由来のため、整体・鍼灸でのリリースが最も効果的です。
原因④ 中殿筋・小殿筋の機能低下
お尻の外側にある中殿筋・小殿筋が弱化すると、歩行時に骨盤が患側に傾きます(トレンデレンブルグ徴候)。この代償パターンが続くと、股関節外側の滑液包炎・腸脛靭帯炎を引き起こします。「歩くと股関節の外側が痛い」という方はこのパターンが多いです。
原因⑤ 関節唇損傷
スポーツや外傷・インピンジメントによって股関節唇が損傷した状態です。「クリック音がする・引っかかる感覚・深い屈曲で痛む」のが特徴。MRIアルトログラフィー(造影MRI)で診断が可能です。
原因⑥ 股関節周囲の滑液包炎
股関節周囲にある滑液包(クッションの役割を果たす袋状の構造)が炎症を起こした状態です。大転子滑液包炎(股関節外側の痛み)・腸腰筋滑液包炎(鼠径部の痛み)が代表的です。急性炎症期は安静・アイシングが必要で、ともしび鍼灸整骨院では炎症期を過ぎてから施術を開始します。
3. 変形性股関節症——手術しない選択肢
「手術しかない」は本当か
変形性股関節症と診断された方の多くが「最終的には人工股関節置換術が必要」と言われます。確かに末期の股関節症(軟骨が消失・骨同士が接触)では手術が最善の選択肢になることがあります。しかし、軽度〜中等度の変形性股関節症では、保存療法(整体・鍼灸・運動療法・生活改善)によって症状を大幅に改善し、手術を長期間回避できるケースが多くあります。
なぜ鍼灸・整体が変形性股関節症に有効か
変形性股関節症の痛みは「軟骨の摩耗」だけでなく、周囲の筋肉の緊張・関節包の拘縮・歩行パターンの異常が大きく関与しています。ともしび鍼灸整骨院ではこれらにアプローチし、股関節への負荷を分散させます。
- 腸腰筋・腸脛靭帯・内転筋の過緊張を解放→関節への圧迫を軽減
- 中殿筋の機能改善→歩行時の骨盤安定化
- 骨盤アライメントの調整→左右の股関節への負荷を均等化
- 歩き方・立ち方の改善→軟骨への繰り返しストレスを減らす
さらに、鍼灸治療は股関節周囲の深層筋(梨状筋・深層外旋六筋・腸腰筋など)へのアプローチに優れています。手技マッサージでは届きにくい深部の筋肉に鍼刺激を与えることで、関節周囲の過緊張を効果的に解放します。また、鍼灸は局所の血流改善・炎症抑制の効果もあるため、股関節周囲の慢性的な炎症状態に対しても有益です。
「軟骨は戻らない」は事実ですが、「痛みは変えられる」も事実です。軟骨の変化はゼロには戻せませんが、痛みを引き起こしている「筋肉・姿勢・動作パターン」は変えることができます。
手術を検討すべきタイミング
保存療法(整体・鍼灸・運動療法・薬物療法)を3〜6ヶ月続けても日常生活に著しい支障がある・安静時痛が強い・レントゲンで骨頭が著明に変形している場合は、整形外科での手術評価を受けることをお勧めします。手術とともしび鍼灸整骨院での施術は「どちらか」ではなく「適切な段階での選択」が大切です。
4. 股関節痛が歩行を制限するメカニズム
股関節痛があると、人は無意識のうちに「痛みを避ける歩き方」を選択します。この代償歩行が長期化すると、健側の膝・腰・足首に過剰な負担がかかり、連鎖的な関節障害が起きます。五香・常盤平の駅や商店街は平坦な道が続きますが、それでも「以前と比べて歩ける距離が減った」と感じている方は、この代償歩行が固定化している可能性があります。
代償歩行の典型パターン
- 患側の歩幅が短くなる:痛みを避けるため股関節の可動域を使わない歩き方に
- 体を患側に傾ける:体を傾けることで患側股関節への荷重を減らす
- 患側の足先が外を向く:外旋位にすることで股関節前面への刺激を避ける
- 速度が低下する:痛みのない速度でしか歩けなくなる
これらの代償パターンは、短期的には痛みを回避できますが、長期的には健側への過負荷・腰痛・膝痛の原因となります。股関節の問題だけ治療していても、代償歩行が残ったままでは全身のバランスが崩れ続けます。ともしび鍼灸整骨院では、股関節の施術と並行して「歩き方の再教育」を重要なプログラムとして位置づけています。
5. 股関節痛と腰痛・膝痛の連動関係
股関節・腰・膝は「運動連鎖」でつながっています。股関節の機能が低下すると、その上下にある腰椎と膝関節が代償します。逆に腰痛・膝痛が慢性化している方が、実は股関節の問題を根本に持っているケースも少なくありません。
股関節機能低下→腰痛
股関節の屈曲・伸展可動域が低下すると、歩行・前かがみ動作の際に腰椎が代償して過剰に動きます。特に「股関節伸展の制限(腸腰筋の過緊張)」は、歩行のたびに腰が前傾して腰椎前弯が増強し、腰痛の原因になります。「慢性的な腰痛が改善しない」という方に、股関節アプローチが効果的なケースがあります。
股関節機能低下→膝痛
中殿筋が弱化して股関節が内旋・内転方向に崩れると、膝関節に対してメディアルスラスト(膝が内側に入る)が生じます。これが変形性膝関節症・膝の慢性痛の一因です。「膝だけを治療してもよくならない」という方に、股関節の評価が重要な理由はここにあります。松戸市・柏市のシニア層に多い「膝も股関節も両方が痛い」というお悩みの背景には、このような連動関係があることが多いです。
股関節・腰・膝のいずれかだけに注目するのではなく、全体のバランスとして見ることがともしび鍼灸整骨院のアプローチの基本です。
6. 病院とともしび鍼灸整骨院の役割分担
整形外科では変形性股関節症の確認(レントゲン・MRI)・消炎鎮痛剤処方・ヒアルロン酸注射・手術評価が行われます。診断の確定と重症度の確認は必ず整形外科で行ってください。
ともしび鍼灸整骨院は「診断後の症状管理・機能改善・手術回避のための保存療法」として機能します。特に軽度〜中等度の変形性股関節症では、整体・鍼灸+運動療法+生活改善の組み合わせが最も持続的な効果をもたらします。ヒアルロン酸注射を受けた後にともしび鍼灸整骨院でのアプローチを加えると、注射の効果が持続しやすくなる傾向があります。整形外科の先生から「保存療法で様子を見ましょう」と言われた方が最もアプローチしやすい段階です。
7. ともしび鍼灸整骨院のアプローチ
STEP 1|股関節の評価——どの動作で・どこが・どのように痛いか
痛みの分布・増悪動作・日常生活での支障・レントゲン所見(お持ちの方)をもとに、変形性股関節症・インピンジメント・筋肉由来のどのパターンが主因かを評価します。五香・常盤平周辺の生活環境(階段・坂道・買い物距離など)も考慮して、実際の生活動作への影響を丁寧に確認します。
STEP 2|股関節周囲の過緊張筋へのアプローチ(手技+鍼灸)
腸腰筋・大腿筋膜張筋・内転筋群・梨状筋・大殿筋の過緊張を解放します。ともしび鍼灸整骨院では、手技リリースに加えて鍼灸治療を積極的に組み合わせます。特に梨状筋・腸腰筋などの深部筋は、通常のマッサージでは十分にアプローチできないことが多く、鍼による深部刺激が有効です。鍼灸と手技を組み合わせることで、関節への圧迫が複合的に軽減されます。
STEP 3|骨盤アライメントの調整
骨盤の左右の高さ・前後傾・回旋のズレを評価し、適切な位置へ誘導します。骨盤のアライメントが整うことで、股関節への荷重が均等化されます。長年の片足重心・足を組む習慣で骨盤が傾いている方が多く、この調整が症状改善の大きな一歩になります。
STEP 4|中殿筋・深層外旋六筋の機能回復
股関節の安定筋群を再活性化するエクササイズを指導します。「お尻の筋肉を使って歩く」意識と能力を取り戻すことが、長期的な股関節保護の鍵です。特に中殿筋は片脚立位(歩行の支持期)での骨盤安定に不可欠な筋肉です。この筋肉を活性化するだけで、歩行時の股関節への衝撃が大幅に軽減されます。
STEP 5|歩き方・動作の再教育
代償歩行から「股関節を正しく使う歩き方」への移行を指導します。「股関節をヒンジとして使う動作」を日常に定着させることが再発防止の根幹です。五香・常盤平の日常生活での動作(買い物・通院・家事)に合わせた実践的な指導を行います。
8. 今日からできるセルフケア
セルフケア①|腸腰筋ストレッチ
股関節前面の詰まり感・歩き出しの痛みに有効です。
- 片足を前に踏み出し、後ろ足の膝を床につけたランジ姿勢をとる
- 上体を真っすぐに保ち、重心をゆっくり前に移動させる
- 後ろ足の付け根(腸腰筋)に伸びを感じる位置で20〜30秒キープ
- 左右3セット。長時間座った後・朝のルーティンとして
セルフケア②|クラムシェル(中殿筋強化)
股関節外側の安定化・歩行改善に最も重要なエクササイズです。
- 横向きに寝て膝を90度に曲げ、踵を重ねる
- 骨盤を動かさずに上側の膝を天井に向けて開く
- 最大まで開いたら2秒キープして戻す。15回×3セット
- お尻の外側(中殿筋)に効いている感覚が目安
セルフケア③|股関節の円運動(可動域維持)
変形性股関節症の関節拘縮予防に。
- 仰向けに寝て、片足の膝を胸に抱える
- 膝を胸に引き寄せたまま、股関節を大きく円を描くように回す
- 右回り・左回り各10回。痛みのない範囲で実施
セルフケア④|体重管理
体重1kgの増加は、歩行時の股関節への負荷を約3〜6kg増加させると言われます。変形性股関節症の方にとって、適正体重の維持は薬・注射に次ぐ重要な症状管理手段です。松戸市・鎌ヶ谷市には買い物・外食の機会が多く、体重管理に悩む方も多いですが、毎日の歩行習慣(痛みのない範囲で)と食事の見直しを組み合わせることをお勧めします。
セルフケア⑤|水中ウォーキング・水泳
股関節への荷重を最小化しながら筋力・可動域を維持できる最適な運動です。プールが使える環境にある方には、陸上歩行が辛い時期の代替運動として強くお勧めします。松戸市内にも市民プールや温水プールがありますので、活用を検討してみてください。
セルフケア⑥|股関節を使った歩き方の練習
変形性股関節症・中殿筋弱化がある方は「股関節を後ろに押し出す歩き方」の練習が有効です。
- 歩く際に、後ろ足の股関節を前方に「押し出す」感覚で蹴り出す
- つま先で蹴るのではなく、お尻・股関節から前に進む意識をつくる
- 鏡の前で歩いて確認する。体が左右に揺れている場合は中殿筋が弱化している
- この歩き方の習慣化が股関節への過剰な荷重を減らす最も効果的な日常習慣です
セルフケア⑦|股関節の温め習慣
股関節周囲の血流低下は筋肉・靭帯の緊張を高め、痛みを悪化させます。毎日の入浴(湯船)で股関節周囲を十分に温めることが、慢性的な股関節痛の日常管理に非常に有効です。お風呂上がりは関節・筋肉の柔軟性が最も高まるタイミングです。入浴後5分間の腸腰筋ストレッチ・股関節円運動が習慣化できると、翌朝の痛みが変わってきます。
セルフケア⑧|椅子・ソファの高さ調整
座面が低すぎると股関節の屈曲角度が深くなり、立ち座りの際に股関節への負荷が増します。座面の高さは「座ったときに膝が90度になる高さ」を基準にしてください。低いソファから立ち上がる際の痛みが強い方は、座面にクッションを置くだけで大きく楽になることがあります。
9. 来院された方の変化
Aさん(60代女性・松戸市在住・主婦)
変形性股関節症と診断されて3年。整形外科から手術を勧められているが、できれば避けたいと来院。常盤平の自宅から近所のスーパーまで歩くのもつらい状態だった。評価で腸腰筋・内転筋の著明な緊張と中殿筋の機能低下を確認。週2回の施術で鍼灸による股関節周囲の深層筋リリース・中殿筋強化・歩き方指導を3ヶ月実施。「以前は500mも歩けなかったのに、今は2km歩いても痛みが出なくなった」と報告。整形外科でも「進行が止まっている。手術は急がなくてもいい」と言われたとのこと。
Bさん(40代女性・鎌ヶ谷市在住・会社員)
しゃがむと股関節前面がつまり、デスクから立ち上がるたびに痛いと来院。新京成線での通勤で毎日長時間座ることが多く、腸腰筋の著明な短縮が確認された。腸腰筋・大腿直筋への鍼灸リリースと股関節インピンジメントを避ける動作指導を実施。「立ち上がりが楽になった。つまる感じが8割減った」と4回で改善。デスクワーク中の定期的な腸腰筋ストレッチを習慣化して再発予防中。
Cさん(50代男性・柏市在住・ゴルファー)
ゴルフのスイングで股関節が痛み、右側が特に詰まる感じがすると来院。評価で深層外旋六筋の過緊張と梨状筋による後面の制限を確認。スイング時の回旋が制限されているため、腰に代償が来ていることを説明。鍼灸による深層外旋六筋リリースと股関節の回旋モビリティ改善を4回で実施。「スイングが以前より深く回れるようになった。股関節の詰まりがなくなった」と喜んでいただいた。
Dさん(70代女性・流山市在住・元教員)
変形性股関節症で両股関節が痛く、歩行が300mが限界という状態で来院。整形外科では手術を勧められているが高齢のため麻酔リスクが心配とのこと。まず症状管理・QOL改善を目標に、鍼灸による腸腰筋・内転筋リリース・クラムシェル指導・歩き方改善を週1回で実施。3ヶ月後「500m歩けるようになった。スーパーの買い物が一人でできるようになった」と報告。完治ではなく「生活の自立」を取り戻した好事例。ともしび鍼灸整骨院の目標は「手術をしない」ではなく「今できることを増やす」ことです。
10. よくある質問
Q1. 変形性股関節症でも鍼灸・整体を受けていいですか?
はい、軽度〜中等度の変形性股関節症は整体・鍼灸の適応です。ただし、初回に必ず重症度の確認と、禁忌動作(強い他動的な可動域拡大など)の確認を行います。主治医の許可がある場合は、その旨をお伝えください。重症度が高い場合も、できる範囲でのサポートを行います。
Q2. 変形性股関節症は進行を止められますか?
進行を完全に止めることは難しいですが、「進行を遅らせる」ことは可能です。体重管理・中殿筋強化・正しい歩行パターンの維持が最も有効なエビデンスのある保存療法です。ともしび鍼灸整骨院ではこれらを実践できる体と習慣づくりをサポートします。
Q3. 股関節痛に鍼灸は効果がありますか?
股関節痛に対する鍼灸の効果は非常に高いです。特に股関節周囲の深層筋(梨状筋・腸腰筋・深層外旋六筋)への鍼刺激は、手技マッサージでは届きにくい部位に直接アプローチします。また、鍼灸の局所血流改善・鎮痛効果は、股関節周囲の慢性炎症状態にも有益です。「何をやっても股関節が楽にならない」という方に、鍼灸を加えることで大きな変化が起きるケースが多いです。
Q4. 股関節痛に湿布や痛み止めは効果がありますか?
急性の痛みには消炎鎮痛剤・湿布が有効です。ただし、長期の鎮痛剤依存は消化器・腎臓への副作用リスクがあります。痛みを抑えながら「根本原因へのアプローチ」を並行することが理想的です。
Q5. 股関節痛で歩いてもいいですか?
「痛みが出ない範囲での歩行」は推奨されます。歩行は股関節周囲の血流を促進し、軟骨への栄養供給に役立ちます。ただし、痛みが出るまで歩き続けることは炎症を悪化させます。「少し余裕がある状態」でやめる習慣をつけてください。五香・常盤平周辺の平坦な道での短距離ウォーキングから始めて、少しずつ距離を延ばしていくアプローチが現実的です。
Q6. 片側だけの股関節痛なのに、なぜ腰も痛くなるのですか?
片側の股関節が痛むと、その側の荷重を避けるため反対側・腰・膝が代償します。特に腰は「股関節の可動域不足の代償」として過剰に動かされるため、腰痛を合併しやすいです。股関節の問題を改善すると、連動して腰痛も軽減するケースが多いです。体は連動していることを常に念頭に置いてください。
Q7. 股関節が「ポキポキ」と鳴るのは問題ですか?
股関節のクリック音(snapping hip)は、腸腰筋腱・腸脛靭帯が骨の突起を乗り越える際に生じることが多いです。痛みを伴わない場合は、多くの場合は問題ありません。しかし、毎回クリック音がしてかつ不快感・痛みを伴う場合は、関節唇損傷や腱の問題が隠れていることがあります。整形外科での確認をお勧めします。
Q8. 先天性股関節脱臼の後遺症で変形性股関節症になりやすいですか?
はい。先天性股関節脱臼・臼蓋形成不全(受け皿が浅い)は、成人後の変形性股関節症のリスクを大幅に高めます。特に40〜50代で発症することが多いです。「子どもの頃に股関節の治療をした」という方は、定期的な整形外科でのレントゲンチェックと、ともしび鍼灸整骨院での予防的なアプローチを組み合わせることをお勧めします。早期の対処が変形の進行を遅らせる最善策です。
Q9. 股関節痛の予防のために日常生活でできることはありますか?
大きく3つです。①座りすぎない:1時間に1回、立って腸腰筋をリリースする。長時間の座位は股関節屈筋を短縮させ、立位時に股関節が正しい位置に戻りにくくなります。②片側重心・足組みをやめる:片側に体重をかける習慣は骨盤の非対称な傾きを作り、片側の股関節に過剰な圧を生じさせます。立つとき・座るときに両脚均等を意識してください。③股関節を使った歩き方の習慣化:お尻の筋肉を使って歩く意識が、股関節の長期的な健康を保ちます。この3つを日常に取り入れるだけで、股関節への累積ダメージを大幅に減らすことができます。
Q10. 整体・鍼灸を受ける間隔はどれくらいがいいですか?
変形性股関節症や慢性的な股関節痛の場合、最初の1〜2ヶ月は週1〜2回の施術頻度が効果的です。症状が安定してきたら月に1〜2回のメンテナンスに移行します。ともしび鍼灸整骨院では「施術に通い続けること」を目標にするのではなく、セルフケアが自立して「通院しなくても大丈夫な状態」を目指します。それが当院の考える「卒業」です。
11. まとめ——股関節を「自分で守る」習慣を
股関節痛は「年齢のせい」「変形があるから仕方ない」と諦められがちですが、軟骨の変化と痛みは別の問題です。筋肉の緊張・歩き方・姿勢・体重管理を変えることで、同じ関節の状態でも痛みを大幅に減らすことは可能です。整形外科の診断は「骨・軟骨の状態」を示すものであり、「あなたの生活がどうなるか」を決めるものではありません。
変形性股関節症でも「手術なしで日常生活を取り戻した」方は多くいます。大切なのは早めに正しいアプローチを始めること・継続すること・自分でケアできる知識と習慣を身につけることです。「軟骨は戻らないが、生活は変えられる」——この考えが股関節痛との向き合い方を変えます。
PRIME BODYが大切にするのは「自分の体を自分で守る力を持つこと」です。クラムシェル・腸腰筋ストレッチを毎日続けることが、あなたの股関節を守る力になります。ともしび鍼灸整骨院は「治してもらう場所」ではなく、「自分で治す力を引き出す場所」です。それが「卒業」への道です。
初回来院時に最も多い患者さんのことばは「もっと早く来れば良かった」です。変形性股関節症は進行する疾患ですが、だからこそ「今」が最も早いタイミングです。現在の状態を正確に評価し、あなたの股関節に合ったアプローチと日常習慣を設計します。整体・鍼灸通院と自宅セルフケアの両輪で、股関節の状態を「自分で管理できる状態」に持っていくことが私たちの目標です。
松戸市・鎌ヶ谷市・柏市・流山市・市川市・船橋市など新京成沿線エリアで股関節痛でお悩みの方は、ぜひともしび鍼灸整骨院にご相談ください。「歩けない生活」から卒業しましょう。まず一歩、お気軽にご相談から始めてください。
著者:氏原大貴(PRIME BODY グループ代表 / 整体師・セルフケア指導者)
ともしび鍼灸整骨院(PRIME BODY グループ)
千葉県松戸市常盤平5-12-15 チェリービーンズ101
新京成線「五香」駅 徒歩3分
TEL:047-385-5055
営業時間:10:00〜20:00 定休日:日曜・祝日
対応エリア:松戸市・鎌ヶ谷市・柏市・流山市・市川市・船橋市・新京成沿線エリア
個別の症状・診断については、直接ご来院の上ご相談ください。
本記事は情報提供を目的としており、医療行為の代替となるものではありません。強い安静時痛・発熱を伴う股関節痛・外傷後の股関節痛は速やかに整形外科を受診してください。









